「特殊詐欺防止スタンプ」販売開始!!

 特殊詐欺防止スタンプ

弊社は創業地であります尾道市因島というしまなみ海道の途中に位置する場所に在ります2023年10月現在広島県内にて21店舗の保険薬局を運営している会社です。

弊社の企業理念の柱の一つに「地域から必要とされる薬局」というものがあります。

創業以来地域密着型で営業を続けてきましたが、今回はその中で目に見える形で結果が出た取り組みを紹介します。

2021年秋より弊社全店舗にて患者さんにお渡しする薬袋の裏に特殊詐欺防止の為のスタンプを押印する取り組みを行っております。

この特殊詐欺防止スタンプは弊社オリジナルとなります。デザインから商品発注まで弊社で行いました。

オレオレ詐欺は一昔前からニュースになっていましたが、この活動に至った経緯としては弊社代表がコロナ禍で在宅時間が長くなった事により詐欺被害件数が増加しているというニュースを目にした事が最初のきっかけでした。普段から薬局を利用していただいている層と詐欺の被害にあわれる方の年齢層が近いという事を個人的に感じていたので、これを機に何か患者さんの為に出来る取り組みがないかと社内で話し合いました。そして出た結論が薬袋の裏に押す特殊詐欺防止スタンプでした。

薬は基本的には毎日飲むものなので薬袋もその都度手に取っていただける可能性が高いです。その手に取る、視覚から入ってくる頻度が比較的多い事も弊社が詐欺の注意喚起を薬袋を通して行う事が出来ると考えた理由の1つです。

特に決まりはないですがスタンプは全員に毎回押すのではなく詐欺被害のターゲットとなり得る可能性が高い層の方を中心にメリハリをつけて押印しています。(対象者を限定していない店舗もあります)

窓口で薬をお渡しする際には詐欺の勧誘電話についても薬の話以外での会話の要素の1つとなっていて、中には実際に電話がかかってきた事があるという患者さんもいました。

この活動による実質的な効果はわかりませんが、客観的な数字として活動開始の前年1年間(2020年夏から2021年夏)の期間で因島・生口島併せて特殊詐欺被害額が1500万円(尾道警察署の認知数)という張り紙がありました。前記の期間はスタンプ活動前でしたが活動開始後も含まれる期間の2021年夏から2022年夏までの期間は特殊被害額0円(尾道警察署の認知数)との報告をいただきました。

被害額が減った理由は当然弊社の活動が全てだとは思いませんが少しでも「地域から必要とされる薬局」としての取り組みが目に見える形で出来たのではないかと考えています。

またこのスタンプ押印活動については詐欺被害報告数が減ったという結果を踏まえて、【効果的な広報啓発活動を行い特殊詐欺抑止に貢献した】ということで尾道警察署長より感謝状を頂く事が出来ました。

今回はそのスタンプを全国の事業者の方に向けて販売出来る事になりました。 患者さんや地域住民の方々の為に役立てたいという方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。

1個  5500円 で販売しております。
尚、今回生産分の 50個限定 での販売になりますのでご了承下さい。




 スタンプ写寸(縦7cm×横5cm)

因島薬品株式会社 企画開発部 森重